Z1000J1 A.T様 ウオタニSP2取り付け 配線艤装終了 エンジン始動チェック

 

ウオタニSP2のコイルブラケットには、J系専用品が無いのでいつも3ミリ厚のジュラルミン板で製作しています。

 

コイルに取り付けるとこんな感じ。

 

プラグコードは通常はφ7ミリのシリコン製ブラックを使いますが、現在市場にブラックが無いので、今回はウオタニ純正のグレーコードを使います。

 

現車に合わせて長さを決めて組み立てます。キャップは純正っぽい外観のNGK製LB05Fという汎用品です。

 

取り付けるとこんな感じ。地味な感じがいいと思います。ヨシムラの油温センサーも、ブラックかシルバー色があるともっといいのですが。

 

右のハンドルスイッチも同じOWタイプで更新しました。OWタイプも数社で販売されていますが、周り止めの針がハンドルに食い込む仕様になっているこのアクティブ製がお勧めです。汎用品を使い、今回使用しているZ1000-R2純正メインハーネスに合わせてカプラーを改造して接続します。

 

こちらはウオタニのコイルハーネスとユニット側ハーネスの接続カプラです。真ん中の黄色い線は1・4番用コイルの2次側線で、そこから分岐した黒い線はメインハーネスのタコメーター回路へ繋がります。

 

破損して交換用にお持ち込みのフロント純正ウインカー、片方は点かないので内部を点検すると、端子がかなり錆びていました。

 

少し磨いて接点復活剤を塗布します。

 

バルブも新品交換しておきます。

 

ロッキードマスターのフロントブレーキスイッチへ行く線は、少し長さが足りません。

 

配線を延長します。

 

延長後はこちら。

 

フロント周り、復元完了です。

 

スプロケットカバーは特に問題無いので洗浄だけします。

 

表側は全体的にくすんでいるので、クラッチカバー同様に少しポリッシュすることに。

 

ポリッシュ後はこちら。

 

ジェネレーターカバーもこのままにしておくわけにはいかなくなりました。

 

こちらはクリアが塗ってあるので、きちんとポリッシュするにはクリアを剥離した方がいいですが、サービスなのでとりあえずここまで。傷があるのでまだ買える新品への交換をお勧めします。

因みにジェネレーターカバーの純正品番は、J用シルバー 14031-1292 23,699円  R用ブラック 14031-1082 22,550円 で、価格(税込み)は今日現在です。 
下記のカワサキ純正部品検索で、現在の在庫などがわかります。今日現在、シルバーは「欠品中」となっていますね。廃盤になった場合は「販売終了」という表記になるようです。ブラックは「在庫僅少」となっているのでもう残り少ないようですね。

https://kawasaki-onlineshop.jp/shop/quickorder/quickorder.aspx

 

クラッチレリーズの遊びも調整しておきます。

 

2速の入りが悪いとのこと、このあと走行して現状をチェックしますが、リンクのネジがゆるんでいたので、2速に限らずシフト全体に節度がなかったのかも。レバー比も重い状態になっているので変更します。

 

べダル側の支点を下側にして動作が軽くなりました。ストロークは大き過ぎないようなので、これで様子を見てみます。

 

エキパイに触れてビニールが溶けいていたクラッチケーブルは交換しました。ルートは純正ルートに戻し、クリップ2個で保持します。ハンドルを切るとこの辺りのクラッチケーブルは上下するので、タイラップでの固縛はしない方がいいでしょう。

 

電装品取り付けと配線の固縛が終わりました。電装系がほぼ全て更新された姿はこんな感じです。

  

始動チェックも済み、エンジンは静かにアイドリングしていました。今日は雨なので、止んでからチェック走行して仕上げです。