エンジンオーバーホールの際、シリンダーは1100の物を使っていました。
今回、新規登録から最初の車検となり、排気量変更の構造変更を行うため、管轄の陸事に事前審査の書類を提出に来ました。

排気量が増えてカタログ上の出力が増えるので、チェーンとスプロケの強度証明関係の書類が入るので、提出書類は資料含めてこのボリュームです。

ここまでは前日の話でした。今日は仕上げの作業です。
破損したノーマルタコメーターは、ウルトラのステッピングモーター式に変更します。

ノーマルのイメージをあまり損なわないよう、ブラケットを鉄板で製作します。

筒の部分はローラーでカールして作ります。

数十回往復させながら徐々にカールします。

メーター外径より円周で2ミリほどマイナスしてあります。

底板に円筒を半周だけ溶接します。

ノーマル形状のメーターブラケットにボルトオンです。仮付けして確認します。ます。

防錆用に塗装します。

メーター裏に繋がるハーネスは、ノッチが無く振動で抜けやすいのでステーで固定しておきます。

タコメーターを取り付けます。

メーターの中心は、ノーマルの位置と同じにしています。

メーター本体の固定は、ブラケットをタイラップで締め付けるだけです。

破損したオドメーターは、代わりにこちらをお持ち込みになりました。

上が1000Jタイプの物、下がお持ち込みのZ1000LTDなどのリーディングアクスル車の物で、1000Jに比べてイグニッションスイッチの穴の位置が違います。

穴位置以外は同じなので、穴位置削って修正します。

修正後はこちら。

カプラーも1000Jは3ピン+3ピンのところ、Z1000LTDは6ピン+3ピンと異なります。

ここは1000Jに合わせて加工します。

修正後がこちら。

タコメーターの回転信号は、ウオタニSP2からのデジタル回転信号を入力します。

メーター取り付け完了です。

傷ついたクラッチレバーは、今回も同じZ1300用新品に交換します。
少しレバーが長いので、クラッチ操作がやや軽くなります。


ケーブルアジャスターの切り欠きは、雨水が入り難いように下向きを選びます。ロックナットの切り欠きは向きを選びません。

レリーズは遊びが少なくなってきているので調整します。

組付けが全て終了したのでチェック走行に向かいます。

転倒の後遺症は特に無いようで快調です。
明日は構造変更検査を受検します。


