Z1000Mk2 I.H様 マフラーのフィッティング 試運転 キャブリセッティング 電圧異常

 

新しいマフラー用のステーを製作しました。

 

サイレンサー側のステーはこの状態で現車合わせで溶接します。フレーム側のステーは、マフラーのセラコートが完成してから既存のステーを削除して付け替えます。

 

サイレンサー側のステーを仮に溶接します。

 

サイレンサーを外してステーを全周溶接します。

 

もう一度取り付け確認します。

 

加工が済んだのでこの後セラコートします。

 

マフラーの塗装が完成するまで一旦納車するので、既存のマフラーを取り付けます。

 

既存のマフラーはKERKER KR管をカチ上げ加工したもので、サイレンサーステーもこれに合わせてフレームに溶接したものです。サビがかなり酷くなったので、レストアはもう手遅れということで交換を決めました。

 

マフラーを取り付けます。Mk2はフレームダウンチューブが2重管となっていて太いので、KERKER KR管の場合エキパイを通す時にフランジがフレームと当たるので、パイプを広げながら脱着しないといけません。非常に脱着し難いマフラーです。エキパイの形はいいのですが・・・。

 

今回の主な作業箇所は、エンジンオーバーホール+リペイント、オイルクーラー取り付け変更。リヤサスのレイダウンなどです。

 

エンジンはできるだけノーマル状態に仕上げました。

 

試運転に向かいます。

 

エンジンオーバーホールしたためか、キャブセッティングが合わなくなってきました。スロットル低開度域でバラツキます。エアスクリュー調整だけでは収まらないので、ニードルを変更することに。

 

ニードルはY9からYY8に変更してスロットル1/8開度付近は改善。そこから1/4開度付近ではまだバラつくので、クリップ段をいろいろ変更します。

 

キャブセッティングは終わりましたが、新しく取り付けたヨシムラのメーターで、電圧が低いことが判明。アイドリングで12.0~12.3V位を指します。ステーターコイルは比較的新しい物だったのでそこはおそらく問題無いでしょう、レギュレーター周りを点検します。

  

ハーネスは古いままなので端子がやや腐食気味です。全ての端子に接点復活剤を塗布します。

 

新しいレギュレーターを接続してみると電圧は13.5V位に上がりました。そこでハーネスを元に戻すと既存のレギュレーターでも同じくらいを指します。ハーネスの端子が問題だったのでしょうか。もう少し原因を追っかけてみます。