Z1000J1 F.Y様 エンジンオイル漏れ修理の続きとタンクコックの移設

 

 エンジン腰上オイル漏れ修理の続きです。カムを取り付けたらバルブタイミングを調整します。先ずはピストン上死点の割り出しから。

 

続いてエキゾーストカム、インテークカム、それぞれ既定のタイミングに調整します。

 

ヘッドカバーを取り付けます。

 

イグニッション電源を入れて、ダイナ2000はテストモードにして点火時期を調整します。

 

エンジンオイルを入れ、始動チェックします。これでオイル漏れ修理は完了です。

 

続いてタンクのコック位置をS1位置に変更します。

 

元のコック穴は埋め、後方に新しく穴開けします。

 

ニップルを溶接します。

 

エア加圧して漏れが無いことをチェックします。

 

加工個所を塗装します。

 

新しいコックを取り付けます。コックが後ろのこの低い位置にあると、かなり少ないガソリン残量でも走行可能なので、レースでは軽量化に有利です。

 

続いてフロントブレーキ。握り代が多くなってきたとのことで、バッドを点検します。

 

パッドを外します。

 

右側の新品に比べ約1.5ミリ摩耗していました。S1キャリパーはパッドの摩耗による握り代の変化が大きいので、サーキットユースなら1ミリ摩耗での交換をお勧めします。

 

左右とも新品パッドに交換します。

 

握り代は元通り少なくなりました。これで今回の作業は完了です。