ホイールやスイングアームなどの塗装が完成したので作業を再開します。
先ずは、エンジンオイル交換のためマフラーを外します。ナットを緩めるとスタッドごと回ってしまいました。
マフラーを外します。
8本中6本がスタッド抜けです。ナットが締め切って固着していたようです。
スタッドのネジ部かなり余るので、ネジの長い方をエンジン側にした方が良さそうです。残りの2本も外して向きを変えましょう。
エンジンの前面は泥汚れがかなり堆積しているので、冷却にはだいぶ不利なようです。
スタッドをネジの長い方をエンジン側にして取り付けます。
エンジンオイルとフィルターを交換します。
フィルターを外すと、バネとワッシャーが上についていました。正しくはフィルターの下側なのでご注意を。
消耗品はお持ち込みの部品に交換します。
下から、バネ、ワッシャー、フィルターの順です。
ドレンボルトとフィルターを取り付けます。
エキゾーストガスケットは液体ガスケットで貼り付けてあったようです。
残っている液体ガスケットを剥がします。
2番のバルブガイドはオイルでかなり濡れています。オイル下がりしているようです。
エキゾーストガスケットをセットする際は、グリスを塗って貼り付けると簡単です。
ガスケットの平らな面をマフラー側にします。
つなぎ目のある面をヘッド側にします。
そこに半周ぐらいグリスをチョンチョンと乗せます。
グリスの粘り気で貼り付ければOKです。次回外す時も、残留物はないので整備が簡単です。
マフラーをエンジンあてがい、スタッドのネジ部の長さを確認します。フランジが奥まで入るのでやはりネジ長さが足りないようです。スペーサー代わりにスプリングワッシャーを入れておきます。ナットの緩み止め対策にもいいでしょう。
今度はナットが最後まで締められるようになりました。スタッドも抜けてくることはありません。
サイレンサー側の止め点は、フレームから20ミリ位離れます。
続いて、ステムをザッパーステムに交換するのでフロントをジャッキアップします。
元のホイールにアクスルシャフトを戻します。
スピードメーターギヤの回転子の切り欠きが潰れていますね。切り欠きは正確に合わせてから組付けましょう。
アクスルシャフトを取り付けます。
ギヤBOXとローターボルトのクリアランスは10ミリのキャップボルトでも大丈夫です。
接触シールタイプのベアリングを使っているので、外側のオイルシールは省略します。シールがあっても水を使った洗車はなるべく避けてください。