バルブシートをラッピングします。

1ヵ所2分づつ位ラッピングしました。

シリンダーのガスケット剥がしの後、上下面をオイルストーンで仕上げしました。ピストンもカーボンを落として洗浄しました。
それぞれ状態がいいので継続使用します。
10年以上前に入手したこちらのD1、過去の整備履歴が不明なので、この機会にエンジン腰上をオーバーホールします。完成したら今年の夏はこのD1で北海道ツーリングに行く予定だそうです。
エンジン分解前に試乗します。現状は調子がいいとのこと、実際に何も問題が無い現役車両ですね。外観もいい感じにヤレた未再生原形車のようです。
先日クラッチハウジングを交換した際に、それでもアイドリングでのガタガタという異音が収まらなかったので、今度はカムチェーンテンショナーを交換してみます。
前回はよく見ていなかったのでですが、改めてクランクをレンチで正逆転してみると、カムチェーンの弛みによるバックラッシュが大きく感じられます。正転から逆転に向きを変える時に、カムチェーンが戻ってしまうと少しだけ空回りします。古い純正カムチェーンでは良く起きる現象です。アイドリングではクランクシャフトの回転変動が大きいので、バックラッシュが大きいと異音が発生し易いです。