Z1000J2 Y.H様 レース対応スプロケットガード製作

 

2年前に製作したこちらのワークスS1仕様車両ですが、九州の鉄馬参加の際に指摘された部位を対策します。

 

フロントスプロケ周りはワークスS1をモチーフに製作してあるので、外部からフロントスプロケが見える仕様になっています。リヤスプロケの手前はレギュレーションでガードを付けることが義務付けられていますが、フロントスプロケに対しては特に規定がありません。ですが車検の際にガードを付けるように指示されたとのことで、今回製作します。私のレーサーと同じ仕様なので、私の車両を使って形状を検討します。ボルトオンで付けたいので、ガードのベースはこんな形にしました。

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Z1000Mk2 H.H様 ワークス角のレイダウン

 

リヤショックのレイダウン加工を行います。ピボットからの距離ですが、当時のモリワキレーサーが365ミリなので、多くのカスタム車はそれに倣って同じような位置にしているようです。今回はあえて350ミリの位置にします。

 

理由はこちら。当時のカワサキワークスのMk2は写真から判断すると350ミリなのです。この車両のイメージとしては、この角度の付いたレイダウンがビジュアルのポイントとなります。

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Z1000J1 F.T様 DYMAG用フロントS1ローター完成

 

先日に引き続き、別の車両用のS1ローターができたのでアッセンブリーします。こちらは弊社の基本タイプで専用の中空アクスルシャフトと組み合わせます。先ずはベアリングをインナーロータに圧入します。

 

裏側はこんな感じ。

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Z1000J1 F.Y様 ワークスタイプS1キャリパーサポート製作

 

ワークスタイプのS1キャリパー用サポートを製作します。フォークはPMCカヤバで、パッドはデイトナゴールデンに合わせます。現状はS1と同じようにプレートタイプで製作したものが付いていますが、着せ替え用にワークスタイプを作ります。Z1000J系のフォークは、キャリパーサポートの付くところの位置関係が主に3種類あり、純正ローター径がφ270ミリのZ1000-J1~J3タイプ、同じく純正ローター径がφ280ミリのZ1000-R1・R2とZ1100-R、それから社外品のカヤバ製お3種類です。キャリパーサポート形状はそれぞれで異なってきます。

 

基本的に手作業で作るので、先ずは素材のアルミ板にテンプレートから形を写します。素材はジュラルミンの25ミリ厚のプレートです。真ん中は市販S1と同じプレートタイプの素材です。素材は7N01の7ミリ厚プレートです。こちらもこのあと作ります。ちなみにS1実車はZ1000Jタイプのフォークなので、カヤバフォーク用のサポートは当時存在しませんでした。なので、意匠を引き継いだ形であらたにデザインしたもので、少し細長くなるのが特徴です。真ん中のサポートはZ1000Jフォーク用、左はカヤバ用、それぞれ微妙に形が違います。

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