Z1100R T.N様 サイドスタンドの加工

ステムは製作中のS1ステムを使いますが純正部品も使うので、Z1000R1の純正ステムをお持ち込みいただきました。

 

ステムシャフトは純正を使うので、純正のアンダーブラケットからプレスで抜きます。

 

トップブリッジも純正を使います。

 

さて、S1ルックを追及するためのフレームに溶接で取り付ける残りのパーツです。

ハンドルストッパー、リヤブレーキスプリングフック、リヤリザーバータンクステーです。

 

ハンドルストッパーはこの位置に。

 

切れ角を調整してから溶接します。

 

フォークに当ててストッパーとします。

 

反対側も同様に。

 

残りの2点はこちらに溶接します。

 

サイレンサーも交換したので、もとのエンブレムを取り付けます。

 

位置決めし、リベット用の穴を開けます。

 

エンブレムはビビってリベットが緩まないようにシリコンボンドを併用します。

 

エンブレムを取り付けます。

 

溶接個所は刷毛塗りしておきます。

 

リザーバーブラケットはこんな感じ。

 

リターンスプリングはこんな感じ。

 

ハンドルストッパーはこんな感じ。

 

オイルクーラーブラケットにはゴムシートを敷きます。

 

コアを取り付け、ホースの長さを確認します。

左はちょうどよかったのですが、右は少しだけ長いようです。

 

ホース内にウエスを詰め込んでからサンダーで切断します。

 

2センチほど切り詰めました。

 

ホースを取り付けます。

 

オイルの取出し側はこんな感じです。

 

キャブは既存のCR35に加え、CR33でもセッティングをとり、フィーリングの違いを比較できるようにします。

 

新品のCR33は、整備性向上のためケーブル受けのネジを拡大します。

 

予め、各ジェット類を脱着し、新品時の固着を解除しておき、セッティングも過去データに基づき変更しておきます。

 

左がCR35、右がCR33です。横から見るとスロットルボディーの大きさの違いがよくわかります。

 

CR35を仮組するとこんな感じです。

 

CR33だとこんな感じです。

 

さて、本題のサイドスタンドの加工です。

エンジンやその他の部品が大方付き、車重がほぼ固まったので、サイドスタンドでの傾きなどを確認します。

 

チェンジペダルの操作にも支障がありそうです。

 

リジットラックでちょうどいい傾きにして車体を支えます。

 

サイドスタンドの高さも3センチくらい足りないので加工することに。

 

曲がり部分で斜めにカットし3分割します。

 

直線的に並び替えて溶接で仮止めします。

 

車体に取り付け、長さを確認します。

 

 

かなり内側に追い込みました。

 

本溶接します。

 

溶接部分を研磨します。

 

サイドスタンドは、塗装して完成です。