エンジンのガスケット剥がしの続きです。
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シリンダーベースのガスケットは積年でかなり硬化しており、剥がす難易度はMAXレベル。昨日は4時間ほどガスケット剥がし作業をして半分ほど終わりました。本日もその続きです。エンジン腰下は特に問題無いようなので分解しない予定。ケース内にゴミをなるべく落とさないよう、掃除機で吸い取りながら残りのガスケットを剥がします。
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トータル8時間ほどでベースガスケット剥がしと面修正が終わりました。
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特に大きなキズは無いので、このまま組立可能な状態です。このあとシリンダー側の固着したガスケット剥がしにも2時間ほど費やし、シリンダーベースガスケット剥がしだけで10時間かかりました。2~30年もののエンジンガスケットは、ベースに傷を付けずにきれいに剥がすのに多大な時間がかかるものです。
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年代物の固着したガスケットのきれいな剥がし方のコツは、こちらの動画にまとめてあります。ご自分で作業される方は是非参考になさってください。
注意しながらやっても多少はケース内にゴミが落ちるので、この段階でエンジンオイルを交換します。
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ヘッドも分解点検します。白煙の原因は見つかるでしょうか。
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バルブステムシールはかなり硬化していました。バルブガイドとステムのガタは比較的少なく、ピストンリングの摩耗とステムシールの硬化が白煙が出た主原因でしょう。
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バルブは点検するので一旦清掃します。
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ボール盤に咥えてサンドペーパーでカーボンを落とします。今回のはカーボンが熱変性してかなり強力に固着している状態。1本掃除するのに5分くらいは掛かります。
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バルブがきれいになりました。純正品でエンドカットはしていないバルブです。
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ヘッドも清掃します。
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リムーバーでカーボンを浮かせますが、こちらのカーボンもかなり強力に固着しているので、剥がすのには相当の時間がかかります。
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ヘッドのカーボン落としと面修正が終了しました。特に大きな問題は無いようです。
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こちらはエキゾーストバルブで、手前が付いていたもの、奥が新品です。バルブシートとバルブフェースには大量のカーボン噛み込みによる圧痕があります。このまま組んでも相応に走れますが、バルブシートカットとバルブリフェース又はバルブ交換をした方がいいでしょう。
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インテークバルブ側はこんな感じ。こちらもバルブフェースには段付き摩耗があるのでエキゾーストバルブ同様の措置が推奨されます。ここまでの分解点検で、納車整備の大まかな金額は算出できます。
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バッテリーケースはバッテリー液などでサビが酷いので、とりあえず簡単に塗装しておきます。
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塗装後はこちら。可能なら外注での本格的な塗装をお勧めします。サンドブラストして塗装すれば長持ちしますよ。
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