デモ車Z1100B2 エンジン腰下車載

   

フロントフォークの交換部品はこちら。消耗部品は現在もここまで揃います。

 

下側のブッシュは1000Jのパーツリストには載っていませんが、1100Rのパーツリストには単独で載っており、部品番号が変わって現在はGPZ750Fと共通になっています。部品番号は 92028-1126 です。

 

フロントフォークを組み立てます。

 

フォークオイルを350ccほど入れ、フォークを上下してエア抜きします。

 

既定の油面まで治具で吸い取り、油面を目標に合わせます。

 

プリロードが少ないのでスペーサーを足します。

 

最後にエアを規定値の0.5kg/cm2入れて完成です。

 

フォークを組み付けます。

 

リヤショックはこちらの少し長めなワークスパフォーマンスをチョイス。

 

純正の上下ナイロンブッシュは劣化して緩くなっているので交換します。

 

ナイロンは耐久性が良くないので、ブッシュはゴム製に変更します。素材はカワサキ純正のこちらを使います。上は 92075-1586  下は 92075-1141 です。

 

ワークスパフォーマンスのブッシュ直径はφ22ミリです。旋盤でφ23ミリに削って使います。

 

4つのブッシュをφ23ミリに削り、ロア側を入れたところです。手前のリングは入口がφ24ミリで出口がφ22ミリのテーパー形状のブッシュ圧入治具です。

 

ブッシュの圧入はバイスでできます。

 

ブッシュ交換終了です。

  

リヤショックとスイングアームを取り付け、フレームを立ち上げます。

 

前後ホイールを取り付けます。

 

続いて、腰下まで組み上がっていたエンジンを車載します。

 

エンジンはフレームと同じ高さの台に載せ、ジャッキをフレーム下にスタンバイします。

 

腰下だけなので人力でエンジンをフレームの中に移動します。

 

ジャッキで上下し、位置を合わせてマウントボルトを通します。フロント上の左側は、このU字ワッシャーを忘れずに。

 

先に製作しておいたワークスステップを取り付けます。

 

左はこんな感じ。逆チェンジです。