KH500 K.S様 オイル漏れ修理

前回に続き、継続車検とその他の点検整備のご依頼です。

 

バッテリーは6年無交換とのことで、今回は交換します。

 

外してサイズを確認します。

 

ヒューズBOXは異常無し。

 

カプラー類は腐食気味なので接点復活剤を塗布します。

 

ニュートラルランプは点かないとのこと。球切れでしょうか。

 

ライトステーも曲がっているので修正します。

 

左に倒した際に曲げてしまったとのこと。

 

修正完了です。

 

インジケーターランプをか点検します。

 

球切れは無いので、原因は他にあるようです。

 

オイル漏れもあるので点検します。

スプロケカバー内は特に異常ありません。

 

オイル漏れの量は、停めておくと数分で地面に垂れるほどです。

エンジン下側は主に後ろの方が左右に渡ってオイリーです。

 

サイドスタンドでの傾きを考えると、右側から伝ってきているもよう。

 

念のため、オイルポンプを点検しますが、特に問題ありません。

 

バッテリー下のレゾネーター周りにオイルが多く付着しています。

 

その上には2ストオイルタンクがあります。

 

レベルゲージ窓からも漏れています。

 

上にあるオイルフィラー周りもかなりオイリーです。

 

タンクを外して裏側を見ると、こちらもかなりオイリーです。

 

キャップにはパッキンが付いているので、給油する時にこぼしたオイルでしょうか。

 

拭き取ったはずのレベルゲージから急にオイルが漏れてきました。

 

ゲージ自体が緩んでいたようで、締め付けたらオイル漏れは止まりました。

 

全体を脱脂して様子を見ます。

 

ニュートラルランプの続きです。スイッチはクランクケースの真上にあり、テスターで測ると、きちんとON OFFしています。

 

こちらがニュートラルスイッチです。配線は抜いてあります。

 

ライトケース内のカプラーを点検します。電源はここまで来ています。

 

カプラーは破損しているので交換します。

ライトグリーンのハーネスがニュートラルスイッチに繋がっているはずですが導通がありません。どこかで断線しているようです。

 

カプラーは新品交換し、ニュートラルスイッチの配線を新規に引きます。

 

アースさせるとニュートラルランプは点きます。

 

この線を直接スイッチまで配線します。

 

フロントからのバイパス線を接続します。

 

これでニュートラルランプは正常に点くようになりました。

 

明日は車検です。