洗浄したシリンダーを点検します。

カムチェーンローラーを固定する突起は、やはり過去のトラブルの修復痕があり、溶接で盛って補修されています。ここも10年来問題無いようなので、シリンダーも継続使用します。

洗浄したシリンダーを点検します。
カムチェーンローラーを固定する突起は、やはり過去のトラブルの修復痕があり、溶接で盛って補修されています。ここも10年来問題無いようなので、シリンダーも継続使用します。
今回はエンジンフルオーバーホールのご依頼です。合わせてエンジンとマフラーも塗装します。現在、エンジンは調子いいですが、10数年前の入手以前の整備履歴が不明で、塗装の剥がれも多くなってきたので、いよいよエンジン回りのリフレッシュとなります。ちなみにホイールなどの足回りは2015年にカスタムしたものです。
マフラーを外します。エキパイ上部の錆が酷くなってきましたね。ちなみにこちらのマフラーはPMC製のメガホンで、以前、弊社でカチ上げと延長加工したものです。
今回の作業の締めは、ワークスオイルクーラーブラケットの取り付けです。現状では25年前に車両製作した当時の暫定的なステーでしたが、いよいよワークス仕様に更新です。
ワークス仕様のブラケットは既に製作済み。こちらを一部溶接で取り付けます。
ご注文のあったZ1000Mk2用のスピードメーター取出しキットができたので、デモ車のZ1Rで取り付け確認します。画像のスプロケットカバーはお持ち込みいただいたものにケーブルを通す穴を開けてあります。
アウトプットシャフトに取り付けるドライブピンは、現在は耐久性を上げるためスチールで製作しています。カップリングとの組み合わせはこんな感じです。
ゼッケンの数字も新しくします。この書体は当時は手書きで書いたものがもとになっているそうで、写真から起こして改めて自分で手書きで修正し製作したものです。21番も同様に手書きのオリジナルです。
手書きデーターをスキャンしてデジタル化し、カッティングマシーンでカットして1枚ずつ製作しています。