Z1000J2 T.Y様 試運転兼朝練

  

早朝、足回り交換後の本格的な試運転に向かいます。未明にあったスコールのような雨のせいで、路面が乾くまで出発を後らせてのスタートです。今日は朝練も兼ねての企画です。

 

奥多摩R411沿いにある道の駅たばやまに到着。路面はところどころセミウエットでしたが概ね良好。他の2台とも合流します。

 

ネットの雨雲レーダーでは大丈夫なのですが、向かう先の空はこんな感じの怪しい雲。山の天気はいつ変わってもおかしくない状況です。ここの真上は晴れています。

 

新品タイヤからスタートして、サイドまで皮むきほぼできました。

 

タイヤはダンロップの新製品、前後ともロードスマート4です。サイズは110/80-18 150/70-18 の組み合わせ。リム幅はフロント2.75 リヤ4.50インチです。ウエットの良さも確認できました。

 

新品ローターもほぼ当たりが付きました。パッドは前後ともメタリカのスペック3です。効き、コントロール性とも申し分ありませんが、低速の空走時に発生するパッドとローターが擦れる音が大きめです。

 

リヤブレーキは少しジャダーが出るので、帰ってから対策することに。フローティングサポートの僅かなガタが悪さ擦るようです。 ナイトロンのセッティングは一旦これで進め、この車両用のステルスツインが入荷したらそれに写します。

 

R411の最高地点、いつもの柳沢峠に到着。あいにく今日は雲で富士山が拝めません。ここまでのワインディング、タイヤはスポーツツーリングタイプですが、グリップ力も充分あり、コーナーで安心して寝かせることができました。倒し込みはα14などのハイグリップタイヤに比べてややクイックさに欠け、安定志向な感じです。

 

帰りの高速で少し雨に降られましたが、昼過ぎにはガレージに戻ります。

 

事前の市街地の試運転も含めてトータル250kmほど走り込みました。

 

タイヤは総評して、ウエット路面でも安心で比較的ハイグリップなツーリングタイヤといったところ。サーキット以外ならオールラウンドに使えるでしょう。

 

2.75のフロントもきっちり端まで使えます。

 

リヤはこんな感じ。

  

リヤはリム幅4.50なので、直ぐにサイドまで当たります。トレッドのサイドはやや溶けた感じになるほどで、意外にドライグリップはいいかも。

 

リヤブレーキのジャダーの原因と思われるので、フローティングサポートのクリアランスを狭くしてみます。

 

スイングする軸受の幅を0.2ミリほど詰め、アクスルシャフトの締め付けでサポートが固定されるようにします。

 

キャリパーとローターのセンター合わせ用に、0.5ミリのシムを入れて微調整します。

 

リヤ周りを復元します。

 

エンジンオイルも減ってきているので補充します。

 

これでほぼ完成です。