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Z1000J2 U.S様 サーキットでの転倒の修理

  

先日筑波サーキットで転倒したので修理します。来週末はTOT本番なので、それに間に合うよう急ピッチで進めます。右に点灯したのでダメージは右側に多いですが、逆さまにもなったのでメーター周りが結構潰れています。

 

左側はこんな感じ。

 

ハンドルは現地で軽く修正済み。フォークやフェンダー周りは無事のようです。

 

エンジンはカバーが削れていますが、それ以外の外観は大丈夫そうです。

 

フロントマスターはレバーが曲がり、リザーバータンクが吹き飛びました。

  

タンクはハンドル周りが当たって大きく潰れています。

 

外装を外して先ずはエアブローします。

 

イグニッションキーも曲がっていますね。

 

そーっと慎重に曲げなおしておきます。

 

キャブを外します。

 

結構土をかぶっているのがわかります。

  

スロットルバルブ周りにも若干土が付いていますね。

 

エンジン側を見てみます。

 

こちらはさほど土は無いもよう。見えるのはわずかな粉塵程度です。

 

インテークポート内も特に異物は無いようです。

 

先ずは取り回しし難いのでハンドル周りから直します。

 

ライトケースも大きく割れました。ライトステーも大曲りしています。

 

メーターステーも曲がりました。

 

リプレイスのスチール強化品を使用していたので、曲げなおしできそうです。

 

バイスに挟んで大まかに修正します。

 

板金修理して復元できました。

 

ライトステーも修正します。

 

油圧プレスも駆使して修正完了です。

 

メーター周りの外観は復元できました。ですが、はたして動作はするでしょうか。

 

続いてプラグを外してエンジン内部を点検します。

 

スマホに繋ぐタイプの内視鏡を使用します。

 

インテークポートはこんな感じ。4気筒共きれいです。

 

シリンダー内はこんな感じ。こちらも特に異物は見当たりません。

 

レンチでクランクを回してみます。引っかかりも無くスムーズに回るので、エンジン本体は大丈夫のようです。

 

ハンドル周りも復元完了。マスターはスペアのAPに交換しました。

 

ブレーキフルードを入れてエア抜きします。

 

エア抜きの際はレバー比を小さくしてストロークを大きくするとエアが抜けやすいです。

 

エア抜き完了。ブレーキのタッチも問題ありません。

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