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Z1000Mk2 H.H様 コック再交換 タンクキャップとキーセットも更新

 

20年ぶりの始動のため、サビで詰まっていたコックを昨日手持ちの1100カタナ純正中古コックに交換したのですが、一晩明けてダイヤフラムのところからガソリンが漏れてきました。

 

なのでもう1個持っていた今度は新品のカタナコックに交換します。新品とは言え、10年以上保管していたものなのでやや不安。

  

コック交換後ガソリンを満タンにしてみましたが、今度は大丈夫そうです。車両入庫時、激しくサビていたのでタンクは薬剤でかなりしつこくサビ取りしました。タンク事体からの漏れも気になっていましたが、今のところ漏れは無いようです。

 

カタナコックは付けるとこんな感じ。ノーマルより小型なので、CRキャブなどとの干渉対策では定番でした。但しツマミが極小なので、経年で操作が渋くなると乗車姿勢では回せなくなることもあるのが難点です。

 

PAMSのキーフルセットも入庫したので取り付けます。リークレスタンクキャップとイグニッションキープラスその他キー全てがワンキーで開閉できるセットです。タンクキャップ以外は純正新品のセットなので信頼性と操作性も上等です。純正キーセットの方はメーカー在庫が残り少ないようなので、Mk2オーナーの方は今のうちに是非確保しておくことをお勧めします。純正部品がまだあることは奇跡的です。

 

こちらのPMAS製「リークレスタンクキャップ」ですが、Z1300純正品と形状、内部構造はそっくりです。鍵も専用キーでないと開きません。Z1100Rの純正キャップともよく似ていますが、色がブラックメッキなのと厚みがやや薄い点で違います。蓋の下の方に見える小さい穴の開いた突起はブリーザーの出口です。通常のMk2純正キャップの場合、ブリーザーはキー穴が兼ねており、キー穴からガソリンが噴き出すのはそのためです。Z1300の場合はタンク側にその受けがあり、タンク内壁にパイプが繋がりそのパイプを伝ってタンク後方から外気と繋がる構造なので、キャップ付近にガソリン蒸気が出てくることはほとんどありません。Mk2タンクの場合はもちろんそのような構造にはなっていないので、タンク内と外気の呼吸はこの穴からされるため、”リークレス”とはいえキャップからの漏れは完全には解消できない構造です。但しノーマルより漏れにくいのは事実です。

  

シートロックも交換します。

 

純正なので操作感もGOOD。

 

ハンドルロックも交換します。

 

イグニッションスイッチもセットに含まれており、これで電装系全交換が達成されます。

  

元のも純正品ですが、太い線と見るからにしっかりとしたハンダ付けが信頼性の証です。社外品があったら見比べてみてください。

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