昨日、中古新規登録が無事に済んでナンバーが付いたので、今回の仕上げの作業であるキャブセッティングに向かいます。
先ずはガレージ周辺でスロットル低開度域をセッティングします。主にエアスクリューの戻し量、ジェットニードルのストレート径、クリップ段の最適値を見つけます。低速でのふらつきがありましたが、ステアリングダンパーを外したので解消しました。
ジェットニードルは初めのY9からYY8→YY7とリッチ方向に変更。
合わせてクリップ段も煮詰めます。
スロットル低開度域がほぼ決まったところで、次にメインジェット選定のため高速道へ入ります。
途中、メインジェットを交換し、最適値を見つけます。
八王子ICで折り返します。エンジンも異音なくスムーズに回ります。ハンドリングやブレーキも問題無し。
キャブセッティングが終わってガレージに戻ります。4500rpm位からのスロットル全開ではわずかにノッキングが感じられました。次回の電装系全交換の際に、点火系はウオタニSP2にし、点火時期はその際最適化しようと思います。
おまけの作業。タンクキャップの点サビが気になるとのことで、キャップは新品交換することに。
キャップを外します。
取り付け部分の塗装が陥没していました。タンクはリペイントのようですが、塗装後すぐに取り付けると、塗膜はまだ柔らかいのでこのように陥没します。タンクのリペイント後は、1ヶ月から3ヶ月程度は使用しないで乾燥させ、塗膜の硬化を待った方がいいでしょう。塗装後すぐ使用すると、ガソリンが垂れた時のシミも残りやすいので要注意。
開口周りの汚れを取ります。
開口口元の錆びもペーパーで軽く落とします。
塗装の見切りもなだらかに均しておきます。
新品の純正キャップを取り付けます。今日現在メーカー在庫は残りわずかなので、交換されたい方は直ぐにでも入手を。
お持ち込みのこのダイマグ、次回の作業で取り付けしたいとのことで点検します。他車種に付いていたとのこと。サイズは 2.75-18 4.00-18 とジャストサイズ。
分解できるところを全て分解します。ラージハブでフラットリムなので、最も格好のいいダイマグです。
付いているタイヤからすると20年以上前から寝かしてあったようで、程度も極上ですね。全てのアダプターを新造し、S1仕様にしたいと思います。
比較用に今手元にあるダイマグを並べてみました。全てZ系・J系に合うサイズでフラットリムの物ですが、それぞれ細部の造りは微妙に違います。ダイマグは種類が無数にあります。