エンジンの慣らし運転に向かいます。
キャブセッティングも行うので、スロットルのところに開度がわかり易いようマステを貼ってメモリを付けておきます。全閉・1/2・全開とその中間(点)です。基本的に、メインジェットは全開で、エアスクリューとスロージェットの組み合わせはアイドリングと極低開度で、ジェトニードルストレート径は1/8近辺で、ジェットニードルテーパーはとクリップ段は1/4~1/2辺りで、それぞれスロットル開度を一定にして評価します。
シフトインジケーターも装着したので、これも設定します。
先ずはガレージ周辺で軽いチェック走行と各設定をします。シフトインジケーターも正常に作動します。
スピードメーターの誤差があったので、スピードヒーラーの設定を変更し、メーターを校正します。
スロットル急開でノッキングが発生するので、点火時期ダイヤルは7から8に変更します。ここでエンジン暖気後の再始動時に、スターターモーターの回転がかなり弱くなって始動困難に。一時は始動できない状態にもなり、しばらく休んだり、押しかがけしたり、下り坂をさがしたりと大変なことに。バッテリーはショーライの大容量なので、スターターモーターの劣化と判断。あとで戻ってから交換するとして、とりあえずチェック走行を続けます。
細かいところの設定を終え、距離を稼ぐために高速道へ。始動不良なので、エンジンは止めないように注意します。
時間の関係で今日は上野原ICで引き返します。ICを下りた後の下り坂の上で一旦エンジンを止め再始動チェック。やはりスターターがパワー不足でエンジンはかけられず。下り坂を利用してエンジンを始動します。この先エンジンは止めないようにしなくては。
無事ガレージに戻り、いくつか問題点を改修します。コックのツマミがキャブのボルトに干渉して回せません。
このボルトを超低頭ボルトに変更してクリアランスを確保します。
既存のスターターモーターは古いままなので、現行の純正新品に交換します。現行品はパワーも歴代最大です。これはGPZ1100時代にモデルチェンジされたものです。カワサキ在庫は既に「僅少」の表示。もうすぐ無くなるので、交換予定の方は今のうちに入手しておいた方がいいでしょう。
現行品は形が違うので区別可能。取り付けは同じです。
キャブを外した状態でスターターモータを交換します。
エンジン暖気後クラッチレバーの遊びが通常より大きくなるので、ややクラッチの切れ不良となっていたので、レリーズの遊びを再調整します。
ジェットニードル径もやや合っていなかったので、薄いと判断して一段細くしておきます。
今日は100kmほど走行しました。エンジンの慣らしは300kmほどしたいので、残りは後日行います。