前回の修理とカスタムのあとの試乗で、超高速域でヨーイングが多いことがわかりました。その対策としてスイングアームを強化することになり、部品が入庫したので続きの作業です。
用意したスイングアームはモリワキの角鉄です。マフラーステーは既にカットされた車両なので4.5インチのワイドタイプを使用します。
他にもエンジンからオイル漏れするので確認します。マフラーは塗装のため外します。
エンブレムを外し、表面を軽く均します。
脱脂後、黒染めスプレーでグラファイト塗装します。
オイル漏れの方は出所がわかりません。サイドスタンドの辺りの床にオイルが垂れるとのこと。
バックステップも外します。取り付けのスタッドボルトの内側のナットとチェーンが干渉するとのことで、スタッドを外してボルト止めにします。
固着していることが多いステップのスタッドですが、今回は簡単に外れました。
スプロケカバーを外してオイル漏れの出所を探ります。
シフトシャフトの下にオイルの雫が付いていますが、シフトシャフトのオイルシールからは漏れていません。出所が特定できないので、しっかり清掃してもう一度走らせてチェックします。
スイングアームを交換するのでリヤホイールを外します。
右のバックステップを外してピボットシャフトを緩めます。
スイングアームを外します。
ピボットベアリングはゴリ感があるので内部で錆びているようです。ガタが出ていたかもしれません。
ピッタリ入っていた既存のスイングアームのピボット幅を測ります。
角鉄のピボット幅をそれに合わせます。
エンドキャップを嵌めるとスラスト方向にフリクションが出てしまいます。
センターのカラーが僅かに狭いようなので、0.2ミリほどキャップの内側に逃げを作ります。
中心部分は残し、外周付近を0.2ミリほど削りました。
これでスムーズに回り、スラストガタもほぼゼロフレームの内幅より1ミリ狭いのでシムをで調整します。
角鉄のチェーン引きはこんな形です。
ボルトの出代は同じ高さなので、チェーンの張りの際はボルトの出代を左右で合わせればOKです。
内幅を測ります。15ミリほど広くなりますね。
リヤホイールを定盤に乗せアライメントを計測し、ホイールセンターを正確に割り出します。
リムとの距離を計測。計算で左側の追加カラーの厚みを割り出します。
追加のカラーは計算上6.5ミリとなりました。手持ちに6.4ミリのスペーサーがあったのでこれを使います。
右側の追加カラーは12.3ミリとなりました。手持ちの近いサイズから削り出して作ります。
スイングアームにリヤホイールを仮組して確認します。
トルクロッドを製作し仮組します。
トルクロッド受けは既存の物がうまく使えました。
レーシングスタンド用のフックを取り付けるので位置を検討します。
ボスを溶接するので穴を開けます。
貫通ボスを溶接します。
加工部分のみ塗装します。