来月の筑波走行に向けてメンテナンスします。5月のTOT以来走行していませんが、最近左前のS1レプリカキャリパーからフルードが漏れてきました。
しばらく置いておくと床に垂れるほど漏れます。出所はピストンシールからのようです。
フロントキャリパーとマスターをまとめて取り外します。フロントブレーキのホースレイアウトは当時のカワサキワークス車と同様、ステムの外側を通していますが、そのためホースを切らずにアッセンブリーで外すことができます。当時のレースでもこのように外す意図があったのでしょうか。
今回漏れているのは左側だけです。2年前には同じようにリヤキャリパーもフルード漏れしてシールを交換しています。S1キャリパーは少々漏れやすいようです。
ピストン周りを分解します。
ボアに対してストロークが極端に短いピストンは傾きやすく、キャリパーのシリンダーの縁に噛んでピストンに痕が付きます。そこはシールに直接当たるところではないので傷から漏れるわけではないのですが、傾きが大きいことは機能上あまりよろしくはないでしょう。なのでパッドは1ミリほど減ったところで交換するようにしています。シールに付いても外観上は特に異常は見られません。
シール溝内は若干腐食があったので清掃しておきます。
パッド裏板の当たる部分は結構摩耗が進んでいます。
パッドが引っかからないよう、段付きはペーパーで均しておきます。もっと酷くなったら分解してエンドミルで削った方がいいでしょう。
このキャリパー用のシール無いので、ほぼ同サイズの車用を流用します。
新しいピストンシールをセットします。
ピストンを挿入します。
パッドピンなどもワイヤーブラシで研磨しておきます。
パッドを組み込みます。
キャリパーを車体に取り付け、ホースを接続します。
キャリパーを外してダミーローターを挟み、エア抜きします。
リヤブレーキもフルード交換しておきます。
リヤは熱的にかなり過酷な条件になるので、フルードは結構汚れてきます。
フルードを減らし、リザーバータンク内も清掃します。
新しいフルードを入れてエア抜きします。
ブレーキ周りのメンテナンスは終了です