エンジン組み立ての続きです。
エンジンカバー類を取り付けます。
エンジンを交換することになった主な理由は、合わせ面がことごとくこのように傷だらけだったことでした。分解時の様子はこんな感じ。
ジェネレーターカバーとRHエンジンカバーは交換用に入手したエンジンに付いていなかったので、定盤の上に耐水ペーパーを敷き、擦り合わせして修正しています。
右側のカバー、取り付け終了。キックシャフトはレスです。
続いて左側。ミッションカバーを取り付けます。
スターターのワンウエイクラッチは、販売終了となったギヤはオーナーさんのお持ち込みの新品を使用。ワンウェイ本体は純正新品を使用します。
ボルトワッシャー類も新品交換します。
ワンウェイクラッチのボルトは緩みやすいのでロックタイトを塗布して組み付けます。
締め付けは規定トルクでしっかりと。
クランクシャフト側には先ずスラストワッシャーをセットします。シャフト根元のスミアールを逃がすため、ワッシャーは面取り側をエンジン側にして組み付けます。
ベアリングとダンパーをセットしてマグネットローターASSYを組み付けます。
ギヤの奥にあるダンパーは、スターターで始動した直後にフリクションでギヤの惰性回転を直ぐに停止させる働きがあります。組付け後全くフリクションが無くスルスルと回ってしまう場合は厚いダンパーに交換します。
ダンパーは純正では厚みが6.3ミリ、7.3ミリ、8.3ミリの3種類設定されていますが、現在入手できるのは一番薄い物のみのため、厚い方はPMC製を使用します。今回は元の純正が6.9ミリに潰れているので、PMC製の7.3ミリを選びます。
ダンパーをセットします。
ギヤを回してみて、惰性で空回りしない程度にフリクションがあればOKです。
マグネットローターのボルトも緩みやすいのでロックタイトを塗布して組み付けます。既存のボルトはネジ山が傷んでしたので手持ちの中古良品と交換します。
こちらも締め付けは規定トルクでしっかりと。この回転抑えの治具は純正SSTと同じ構造の自作品ですが、ローター外周の穴にピンを差し込んでセットする際、強く締めるとトルクをかけた時にボルトがマグネットを押して割ってしまうことがあるので要注意。押しボルトはマグネットに接触したら1回転程戻しておくといいです。それから、締め付ける際にクランクに高トルクがかかるので、カムチェーンは噛み込まないように外に垂らしておきます。
スターターモーターは、ケーブルのグロメットが劣化しているのでグロメットを交換しておきます。
ダウエルピンとリダクションギヤをセットします。
ステーターコイルはきれいなので交換歴があるようです。グロメットに配線が通るところもきれいに接着されているのでこのまま継続使用します。
コイルをカバーに取り付けます。
ジェネレーターカバーをエンジンに取り付けます。これで左側も終了。