エンジン分解点検の続きです。クランクケースもいろいろ怪しいので精密に点検します。
ガスケットを剥がして本体をあらわにします。
上下合わせ面の大方のガスケットを剥がしました。合わせ面には全面に深いキズが無数にあります。
例えばこんな感じ。
側面もチェックします。
一方向の深いキズが連続して付いています。おそらく固着した古いガスケットをサンダーで剥がしたのでしょう。
反対側も同様に傷だらけです。
オイルパンの面も同様に傷だらけです。
ネジ穴のひとつはずいぶんと浅くなっています。ボルトが折れ込んでいるのでしょうか。
タップを立ててみると奥まで入りました。液体ガスケットが詰まっていたようです。
ネジ穴は無事でした。液体ガスケットの塗り過ぎは、ネジ穴に詰まってトルク不足を引き起こすので塗り過ぎは厳禁です。
致命的な欠陥を発見しました。
外壁の一部、上から下まで溶接の痕があります。
表側はこんな感じ。汚れていると分らない感じです。
クランク抑えのリブにクラックも残っています。どんなクラッシュがあったのでしょうか。ヘッドもでき面に深いサビによる凹みがあったこと、シリンダーもキズやスリーブの問題があったこと、それらを考えるとエンジン交換をお勧めします。このエンジン、もともと走っていたので動くようには再生できると思いますが、大きなお金を投資するのはもったいない気がします。まだ中古エンジンはなんとか探せば見つかるので、エンジン交換をお勧めします。