CR33キャブを標準長さのスピゴットで取り付けるため、コックとキャブの干渉対策でコックを後方に移設します。先ずはガソリンを抜いて付属部品を外します。キャップネジのOリングは付いていませんでした。
タンク内はかなりサビており、天井部分にはなぜか一部分だけコーティングが付いていました。コーティング部分はサビ取りしても薬剤が生き渡らないのでサビ取りできず、下地処理が完璧でない上のコーティングは、数年すると剥がれてきて大きな問題となります。理想のタンクはサビが無いかきれいにサビ取りした状態でコーティングはせずに使用することです。
できるだけガソリンを抜き、エアブローして乾燥させます。
ここで私のレーサーで使っている右のZ1100B1ベースの改造タンクと比較します。丸センサーと加工前の元のコックとリターンバルブの位置が同じなので、左もB1のタンクがベースですね。
ワークス仕様と同じような後ろの位置に、溶接用のニップルを付けてコックを移設します。
なるべく切粉が入らないよう下から穴開けします。
マグネットで内部の切粉を取り除きます。
ニップルを溶接します。
新しいOリングに変えてセンサーを取り付けます。Oリングは耐ガソリン性のあるNBR製のP41がほぼ同サイズ。
リターンバルブのネジはM14×P1.25なので、適合するドレンボルトを使って塞ぎます。
コックのOリングは適合しないものが2重になって入っていました。危うくガソリン漏れするところでした。
消耗品は全て純正部品で更新します。
溶接後の漏れチェックをするため一通り蓋をしてエア圧を軽く掛けます。ピンホールがあったので再度溶接して再チェックして完成です。テープを張ってあるのはエア圧によってわずかにタンクが広がるのを把握するためです。エア圧が高すぎると左右に膨らんで戻らなくなるので要注意。エア圧は概ね0.2kg/cm2以下がいいでしょう。
チェックが済んだら溶接部分を塗装します。
周辺を濡れウエスで冷却しながら溶接したのですが、溶接の熱で外側の塗装にも少しダメージが及びました。前側のコック穴は同じネジサイズのキャップを手配したのでそれで塞ぎます。
テールレンズのダミーバンドキットも追加となりました。
取り付けるとこんな感じです。このあとキャブセッティングして完成の予定です。