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Z1100B2 T.S様 交換用フレームを引き取り アクスルシャフトが抜けないリヤホールASSYを井上ボーリングに持ち込み

 

交換用のフレームを見つけたので引き取りに行きました。型は現車と同じZ1100-B2です。

 

シートレールがほんの少しだけねじれていたので、棒をでこじって修正します。これで真っ直ぐになりました。その他は特に曲がりは無いようです。

 

ハンドルストッパーも変形無し。

 

J系フレームによくあるダウンチューブ後ろ側ガセットのクラックも極僅か。3ミリほどでしょうか。画像ではほとんどわからないレベル。

 

サイドスタンドブラケットも、補修の痕やクラックも無く良好です。

 

裏側からも点検します。

 

サイドスタンドブラケットの下側も問題ありません。

 

アンダーパイプの下側も、キズや凹み、酷いサビなどありません。横に付いているコの字型のブラケットも、曲がりなくきれいです。

 

スイングアームピボット周りの内側です。クラックや加工の痕はありません。エンジンマウント部にある左右橋渡しステーを止めるステーも健在です。

 

反対側も問題無し。

 

ピボット下の左右連結パイプはよくチェーンが擦れて削れるところ。そこの削れも極僅か。以上、外観はサビが目立ちますが、塗装もオリジナルのままでこの状態は十分合格点です。このまま引き取って帰ります。

 

続いて、アクスルシャフトが抜けずスイングアームごと取り外したリヤ周りの修理のため、井上ボーリングさんにやってきました。

  

タイヤを切って外したので、プレスに乗せることはできました。その場でシャフトを抜こうと試みましたが、押すために使ったピンが破損するほどの力をかけてもシャフトは全く動きません。シャフトを抜いてそのまま持ち帰ろうと思っていましたが、このまま預けることに。プレスで押すための治具などを作って再チャレンジするそうです。

 

フレームをガレージに持ち帰り、元のフレームと対面。愛着と思い出があった元のフレームから魂を引き継ぎます。

  

今回フレーム交換に至る主な原因のひとつはスイングアームピボットの曲がりでしたが、新しいフレームはシャフトがスルリと通ます。

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