先日のチェック走行で発覚した不具合を直します。スロットル全開時6300rpmからのクラッチ滑りと、リヤサスフルボトム時のタイヤとウインカーステー干渉の2点です。
先ずはクラッチ滑り対策から。
現状は費用を抑えるため既存のクラッチ板を継続使用していました。クラッチプレートに少しサビがあったのでどうかなと思っていましたが、1135ccのパワーでは耐えきらなかったようです。通常、1100CCまでなら正常なノーマルクラッチでも概ね大丈夫で、1200ccになると何らかのクラッチ強化が必要になってきます。
クラッチプレートとフリクションプレートを全数純正新品に交換します。
新しいクラッチ板を組み付けます。
クラッチスプリングはノーマルのままですが、ワッシャーを入れて少しだけ荷重を上げておきます。このくらいならクラッチレバーの操作がそれほど重くなることはありません。
ワッシャーを中心に据えてボルトを締めます。
クラッチ板を交換したので、レリーズの遊びを再調整します。
高速道で早速チェック走行します。
結果、スロットル全開9000rpmまで確認し、クラッチは滑らないことが確認できました。
続いてウインカーステーとリヤタイヤの干渉対策です。
シートレールはわずかに右に寄っている関係で、左のウインカーステーの内側に出っ張っているネジ部とリヤサスがフルボトムした時にタイヤと干渉します。
直定規を当ててみます。
現状、10ミリほど被るようです。
左側の被りは極僅か。
ウインカーをステー外して分解します。左右ともネジ部の先端15ミリほどをカットしました。
ワッシャは変形しているので軽く修正しておきます。
ウインカーを復元します。
今度は5ミリほどクリアランスが取れました。
これで今回の5ヵ月に渡る作業は完了です。