今回はクラッチレバーの操作力を軽くします。
車両はJ1なので、クラッチレリーズはMk2と同じ構造のタイプです。
レバー操作が重いだけではなく、フリクションも多い感じです。クラッチケーブルのルートが純正と違い、少し曲がりがきつくなっているのも悪さしているようです。本来上側はメーターとステムの間を通ります。
中間部分はフレームの外側を通ります。
スプロケカバーを外します。
レリーズはMk2タイプです。
ロングアームレリーズレバーを使うため、後期型のスプロケカバーに交換します。
裏側はこんな感じ。J1より後のモデル全般がこのシステムです。
左が純正のレリーズレバー、右がロングアームです。因みにGPZ1100もこれと同様のロングアームになっていますね。
カバーを入れ替え、ロングアームをセットします。
スプロケカバーを復元します。操作力は2/3位になった感じ、非常に軽くなります。但し、クラッチストロークはその分減るので、夏場の渋滞などでクラッチの切れ不良などが発生し易いというデメリットもあります。その際はレバー部のアジャスターでレバーの遊びを減らすなど、適宜対応が必要になります。
ケーブルがエキパイに接触するので、ケーブルクランプを2個使いにします。純正のケーブルクランプは緩衝材が付いていないので、収縮チューブで代用します。
クランプを上下2個付けてエキパイとの干渉を防止します。