クラッチコンバージョンキット取り付けの続きです。
今回交換する主な部品はこちら。PAMS製のクラッチコンバージョンキット、クラッチスプリング、ミッションベアリングセット、カバーボルト類、Mk2純正アウトプットシャフトなどです。
インプットシャフト側を分解点検します。ギヤのドグなどはかなりきれいです。
4ヶ所のベアリングはPMC製のセット物に新品交換します。純正では既に一部が生産終了で揃わなくなっています。
アウトプットシャフトはZ系後期型のMk2純正品に交換します。スプロケのスプラインが長いので、スプラインの摩耗が起きにくく、ロックワッシャーがスプラインにかみ合うタイプで、スプロケ締結の信頼性が上がります。
Z1000A2以前のZ系エンジン分解の際には、ぜひとも交換しておきたいアイテムです。
Mk2のシャフトで組み立てます。
アウトプット側をケースにセットします。
続いてインプット側。クラッチコンバージョンキットの構成はこちら。ほとんどがJ系の純正部品です。
元のシャフトにJ系のクラッチハウジングとハブを組み付けます。
クラッチ板もJ系になります。枚数が1セット増えるので、それだけでも伝達トルクが上がります。
コンバージョンするためのキモになる部品がこちら。Z系プッシュロッドでJ系クラッチを作動させるアダプターです。Z系の社シャフト内にあるボールベアリングは使わなくなります。
クラッチスプリングはお持ち込みのZ2用純正新品を使います。
インプット側がアッセンブリーできました。
ケースにセットします。
ケースや各カバー類のガスケット剥がしも終わりました。これだけでも数時間は掛かります。
クランクケースを合体します。
オイルポンプはお持ち込みのトロコイドタイプを使います。
ポンプを取り付けます。
シフトのリターンスプリングも新品交換します。
チェンジシャフトをセットします。
エンジンカバーを取り付けます。
スプロケの固定はMk2用純正のワッシャーとナットを使います。
スターターモーターのOリングも、ヘタッていたので交換します。
ほとんど完成しました。あとはオイルパンガスケットの入荷待ちです。