エンジン組み立ての続きです。
カムを取り付けたらバルブクリアランスを調整します。
今回バルブシートカットもしたので、シムはかなり薄い側となりました。
バルブクリアランス調整後、バルブタイミングを調整します。先ずは上死点を正確に割り出します。
続いてエキゾーストカムのタイミングをヨシムラの規定値に調整します。
続いてインテーク側も同様に調整します。
アジャスタブルカムスプロケットを使用すると、合わせマークの位置が中途半端な位置になることが良くあります。エキゾースト側はヘッド上面よりやや下側。
そこから規定44コマ目のインテークはヘッド上面より結構上になっています。次にエンジンをメンテする方が間違い難いよう、もう一コマずらしておくことにします。
カムホルダーを外してインテークとエキゾーストのカムスプロケをそれぞれ1コマ戻します。
今度はエキゾースト側はこんな位置関係になりました。
再びバルブタイミングを調整します。
カムの位置はさっきと変わりませんが、カムスプロケは1コマ後ろにズレています。この方が合いマークで合わせる時にわかり易いでしょう。
44コマ目のインテーク側はこんな感じ。
カムプラグとカバーガスケットをセットします。
カムチェーンガイドを付けたヘッドカバーを取り付けます。
ヘッドカバー取付完了。
カムプラグのところからはみ出した液体ガスケットは拭きとっておきます。
これでエンジン完成です。セラコートのこの薄い塗膜が、純正同様の外観でいい感じだと思います。ほぼ新車の輝きです。