リヤショックはナイトロンステルスツインR1のGREEN GARAGEバージョンを取り付けます。基本仕様との違いは、全長を少し長く、スプリングはソフトにし、1人乗りに特化したした仕様です。よく動きトラクションがよく乗り心地もフラットになります。
現状はこんな感じのダブルスプリングタイプ、上下のマウントはラバーブッシュです。
既存のショックを外します。
既存ショックのロアーエンドアイは幅が狭かったようで、標準の20ミリに対して17.6ミリと狭くなっていました。
ナイトロンのロアーエンドアイの幅は標準的な20ミリです。左右ともブラケットを広げて20ミリに修正します。
ナイトロンのマウントは上下ともピロボールです。内径と幅合わせのためこのようなカラーが左右に付いていますが、フレーム側のマウントピンの根元には大き目のアールが付いています。このまま付けるとアールに乗り上げて端面が密着しません。
対策として今回は、大きく面取りしたワッシャーを使います。
ピンの口元が潰れて広がっているのでヤスリで修正します。
先ほどの面取りワッシャーを取り付けます。
ナイトロンのアッパーエンドアイの構成部品はこんな感じ。Oリングとカラーが2対あります。
Oリングをピロボールとカラーの間に入れます。このOリングは軸方向の首振りを制限するための物です。
その上にカラーを取り付けます。
ショックをセットします。外側カラーの端面が、マウントピンの段付きより飛び出していることを確認します。これにより締め付けた時にピロボールのボール自体がしっかり固定され、正しく動作します。
今回はグラブバーがあるので、内径をピッタリφ12ミリにしたワッシャーを入れます。
その上にグラブバーを取り付けます。ここでショックとのクリアランスを確認します。ショックはフルバンプするとこれ以上傾きますが、既にグラブバーと干渉しています。
干渉ヶ所はこの部分。新しくリヤショックを交換する際は要注意。
干渉する部分を削って逃げを作ります。
再度取り付けます。
このくらい逃げを作っておけば大丈夫です。
反対側も同様に。
アッパーマウントの構成はこんな感じです。
ロアーマウントの構成はこんな感じ。