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Z1000J1 S.K様 カムプラグネジの修理ヘリサート加工

  

ヘッドカバーのネジがトルク抜けしてしまったとのことで修理します。

  

タンクを外します。

 

このボルトがトルク抜けしているとのこと。カムプラグからのオイル漏れが酷くなったのでオーナーさん自らカムプラグ交換した時にトルクが掛からなくなったそうです。

 

念のため他のボルトのトルクをチェックします。他は大丈夫でした。

 

ヘッドカバーを外します。

 

ヘッドカバーの後ろからもオイル漏れしているとのこと。液体ガスケットが塗られている辺りは稀にクラックの入る場所です。

 

裏側を見ても目立つクラックは見当たりませんが、運転中、高温になったエンジンオイルは小さな隙間からも漏れてきます。

 

カムホルダーのトルクもチェックします。こちらは全数大丈夫でした。

  

周りを養生してドリルで下穴を開けます。

 

ヘリサートタップでネジ切りします。

 

2Dのヘリサートを挿入します。

  

ヘリサート挿入後はこちら。

 

ボルトが軽くねじ込めるかチェックします。

 

ヘッドカバーのオイル漏れも修理します。古い液体ガスケットを一旦剥がします。

 

脱脂して新しく液体ガスケットを少し範囲を広げて盛り付けます。

  

エンジン側も脱脂し、新しいカムプラグとガスケットをセットします。

 

ヘッドカバーを取り付けます。

   

クラックは同じような部分前後4ヶ所のどこかに入ることがありますが、今のところ特別な原因はわかっていません。ヘッドカバーの形状は大きく分けて3種類あり、後になるほどこの部分の肉厚が増し、リブが追加されたりしていますが、どの型もクラックが入ることがあるので対策にはなっていないようです。溶接での修理も可能ですが、熱歪でのオイル漏れリスクもあるので、現状ではヘッドカバー交換しか対策は無いと思います。

  

カムプラグからのオイル漏れはJ系エンジンのウィークポイントです。よく発生するので漏れて酷くなったら修理すればいいという大きな気持ちで乗ってください。

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