マイナートラブルがいくつかあるので改善します。
以前から懸案だったブレーキレバー握り代過大の問題を対策します。現状はフルブレーキング時にこのくらいまでレバーが入るので、もう少し遠ざけたいところです。
それからエンジンマウントボルトの脱落がありました。サーキット走行などの極限走行を続けると、予期しないところが緩んだりするものです。頻繁な点検やワイヤリングなどの緩み止めも効果あります。S1もここはワイヤリングしてあったりしますね。
それからスピードメーターの表示が大きく狂い、針も躍ります。この車両は何度か同じような不具合があり、その都度センサーやスピードヒーラーを交換して対処していましたが再発したようです。
先ず、ブレーキレバーの握り代過大の対策です。ピストンが非常に大きな径であるS1キャリパー装着なので、もともと握り代は大きくなる傾向ですが、仕様過程で更に握り代が増えてくる場合があります。マスターはAPのCP3125-2なので可変レバー比機構を使えばある程度レバーの距離を調整できますが、オリジナルでは限界がありました。
そこで可変レバー比機構の要となるプッシュロッドの長い物を作ります。素材は外径の同じ鋼製のM8キャップボルトです。材質はクロモリなので十分な強度があると思います。
カットした先端を球状に丸めます。右側がAPオリジナル。
ネジサイズをM6に落とすため外径を削って細くします。
ダイスでネジ切りします。
8ミリ長いロングロッドができました。
取り付けイメージはこんな感じ。ナットが十分にかかるネジ長さになります。
ロングロッドを組み込み、少し長めにロッドを出します。ブレーキスイッチのプレートを挟んでも、ネジ長さが十分確保できます。
握り代はずいぶん減ってこんな感じ。もともとキャリパーのピストン径が大きくブレーキは良く効くので、多少レバー比を小さくしても走行には特に問題ありません。
特に指を挟んで握るスタイルの場合はレバーの距離が重要になってきます。調整代は多めにとってあるので、これでいいポジションを探ってください。
続いてスピードメーター不具合の改善です。先日のサーキットでユニット交換した時は一旦正常になりましたがその後また不調に。ユニットとセンサーは過去にも交換していますが、今回はハーネスごとフルセットで交換してみます。
現状、センサーも無反応状態です。
センサーはこちらのデイトナ製を加工して使っています。ユニットはスピードヒーラーの汎用タイプを配線加工して使います。
純正カプラーオンになる加工後はこちら。信号の伝達経路は デイトナ製スピードセンサー → スピードヒーラーユニット → 純正オドメーター → スピードメーター となります。