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販売車両ワークスS1仕様の納車整備 スピードセンサーキットのバージョンアップ

 

販売車両のワークスS1仕様をご成約いただきましたので、納車整備します。

 

ベース車はZ1100GPの1982年型ですが、メーターはZ1000R1の丸メーターにしてあります。スピードセンサーはミッションのアウトプットシャフト側に弊社のキットで移設してあり、初期タイプなので現行のキットにバージンアップします。素材はこちら。

 

専用のハーネスを製作し、取り付けはカプラーオンです。構成は、スピードヒーラーとデイトナ製の汎用非接触センサーを組み合わせたもの。

 

台上で動作確認します。

 

電源を入れ、センサーが感知するとインジケーターランプがオレンジに光ります。

 

スピードヒーラーの本体は消しゴムほどの大きさコンパクトサイズ。赤いボタン2個同時長押しで設定モードに入ります。とりあえず150/70-18とギヤ比17×44Tの組み合わせの場合の標準値「P0330.0」で設定しておきます。「P」はプラスマイナスのプラスを意味し、センサーの入力に対し出力周波数を増やす場合の設定です。「0330.0」は、入力信号を330倍にして出力するという設定。

 

既存の初期型センサーキットを外します。

 

回転子は小さい磁石を19個埋め込んだものでした。

 

新しい回転子は2枚羽の鉄板です。アウトプットシャフト1回転で2パルス発生します。

 

スプロケがボルト止めの場合は専用ボルトにネジロックを塗布して規定トルクで締め付けます。

 

オフセットスプロケの場合は、スプロケの外面まで回転子を出す必要があります。それを非接触のセンサーで読み取ります。

 

車両にハーネスを接続。イグニッションをONにすると設定値が順に表示されます。

 

灯火類もチェック。メーター球は切れていたので4個全て新品交換しておきます。

 

フューエルホースとフィルターも交換しておきます。

 

試運転に向かいます。スマホのスピードメーターアプリで速度を確認。メーターとの誤差を割り出してスピードヒーラーの設定値を調整して完成です。

 

モバイルバージョンを終了