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Z1000J2 T.H様 エンジン失火の修理

2年ほど前に新規輸入車をコンプリートで販売した車両です。

最近、エンジン失火で2気筒になっているとのことで、車両を引き上げてきました。

 

点火系を点検します。

 

始動不良でバッテリーを酷使したため外して充電します。

バッテリーケースの底にはかなりの白い粉が堆積しています。

使用していたのはMFバッテリーですが、この粉はバッテリー由来のものでしょう。

 

水拭きして落とします。

 

バッテリーのマイナスターミナルも、素線の断線が進んでいるので交換時期です。

 

プラグは平均してくすぶった状態です。

 

新しいプラグでクランキングすると、火花は飛んでいます。

 

プラグキャップの接続が緩い感じなので外してみると、硬化したコードの先端はばらけ気味です。

先端を少し切って、新しい断面を出します。

 

エンジンは始動するようになったので、失火の原因はバッテリーとプラグコードの劣化による接触不良と判断。

バッテリーとイグニッションコイル周りを交換することに。

 

純正新品のコイルとコードのセットを使います。

プラグキャップは、以前に交換済みの1・4番のNGKに合わせて、3・4番もNGKに。

 

コイルのステーは一部が破断していたので、中古の良品と交換します。

 

新しいイグニッションコイル周りを取り付けます。

 

バッテリーマイナスケーブルも新品交換します。

 

カプラーの端子には、接点復活剤を塗布しておきます。

 

エンジンオイルも減っていたので補充します。

 

タイヤのエアは、高過ぎなので適正値に調整します。

 

エンジンは調子良くなりました。念のため試運転します。

市街地でチェック後、高速道へ。

 

全域、問題無くふけるようになりました。

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