サーキットでの本格的な南ア製S1キャリパーのテスト

 3月2日に続き、今シーズン2回目の筑波サーキットスポーツ走行です。今日の車両はいつものレーサーZ1000J#21で、5月14日のTOTに向けて本格的に走り込む予定です。

 

今回からキャリパーは前後3個とも南アフリカ製のS1キャリパーを装着。実戦投入可能かどうか、このキャリパーのテストも進めます。現状でも改善するべき課題がいくつも上がってきているので、更に過酷な条件ではどういう結果となるでしょうか。

 

フロントはこんな感じ。取り付けはS1キャリパーと同じなのでサポートは共通です。

 

リヤはこんな感じ。こちらもサポートは同じ。

 

今回、他にも新しいデバイスをテストします。GPSラップタイマーのQSTARZ(キュースターズ)BL-1000GTです。モニターとしてスマホを使用するのでハンドルの上に装着。今までのラップタイマーも併用し、違いもチェックします。

 

ラップタイマーの本体はこちら。GPSのみで計測するので、受信感度のいいテールカウルの上に設置します。

 

1回目の走行は8時から。まだまだ早朝は気温が低いので、ブレーキとタイヤの様子をみながら徐々にペースを上げていきます。

  

1回目の走行が終わりました。

 

タイムは2つのラップタイマーでほぼ同じです。

 

走行すると握り代が少ない方に変化するので、レバーの位置を再調整します。

 

常温での握り代はこのくらいに調整します。走行中は握り代が減り、レーバー位置はもっと遠くなります。普通とは逆の特性をもっているキャリパーです。

 

効きとタッチはS1キャリパーとほほ同じです。剛性感も同様。初物なので何が起きるかわかりませんが、今のところは実用レベルです。

 

サーキットを走行しての問題点は、前後とも引きずりが少し多いということ。最高速のデータは今までと特に変わらないレベルですが、改善する必要がありますね。

 

2回目の走行が終わりました。気温も少しあがり、感覚も戻ってきたので気持ちよく走れました。

 

走行直後のメーター周りです。タイムは少し上がってベストの1.5秒落ちくらい。耐久性も含め、ここからが本格的なテストとなりますね。油温はこの気温でMAX110ほど。ハイプレッシャーオイルポンプが効いています。