Z1000A2 T.M様 エンジン始動不良修理

スタータークラッチが空回りするようになり、エンジン始動ができなくなりました。

 

マグネットローターのボルトが緩んだと思われます。

 

ジェネレーターカバーを外します。

ボルトは緩み、マグネットローターは手で回せる状態でした。

 

クランクのテーパー部分を点検します。

 

空転して摩耗したキズが多数あります。

 

ローター側も同様です。

 

バルブコンパウンドを付けて擦り合わせします。

 

クランク側は、こびりついたローター側の金属がほぼ取れました。

 

ローター側はもう少し平面にしたいですね。

 

更にすり合わせを続け、できるだけ接触面積を増やし、組み付けます。

組付け時はテーパー面を良く脱脂します。

 

ボルトにはネジロックを塗布します。

 

今回はややトルクを上げて締め付けます。

 

始動可能になりましたが、定期的に点検した方がいいかもしれません。